Medical Aroma Therapy &Botanical Life

A life with flower and aroma makes you feel relaxed..

NARD JAPAN
アロマ・アドバイザーコースをおススメする理由 

Nard Japan Aroma Adviser Course(2024年6月スタート)

アロマテラピーのイギリス流とフランス流とは?
今やアロマテラピーに関するさまざまな情報や商品が溢れています。
植物の精油成分にどのような固有成分がどの程度含まれていて、その成分にどんな働きがあるのか、またその使用方法などを正しく学べる環境は少ないと思います。その基本を具体的に学べるのがNARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)のアロマ・アドバイザーコースです。

そもそもアロマテラピーとはなんでしょう。
日本語ではアロマ(aroma)は芳香、テラピー(therapy)は療法という意味で訳されます。日本でのアロマテラピーは大別するとイギリス系とフランス系の2つの系統があるとも言われています。
イギリス系は、精油を植物油などで低濃度に希釈してリラクゼーションを目的としたトリートメントがベースです。現状、イギリス系の流れを汲む協会のシェアが高く、自ずとリラクゼーションとしてのアロマテラピーのイメージが日本では強いと考えられます。
一方、フランス流とは、一般的にメディカルアロマと言われる分野を指し、フランスでは精油は医師や薬剤師の処方のもと、薬局で取り扱われています(NARD JAPAN の母体、メディカルアロマテラピーの研究機関「NARD」もベルギーやフランスを拠点にヨーロッパで活動しています)。NARD JAPANは、アロマテラピーを「植物精油や植物油、ハーブウォーターを用いた健康管理法及び、療法」と位置づけており、日本の暮らしに合わせホームケア法を学ぶことができます。
加筆しますと、近年、アメリカ流(??)なんていう言葉もチラホラ耳にします・・・(どちらにも属さない流派??)

ヒトは植物の存在なくして生きていけない

植物に含まれるさまざまな固有成分は、移動できない植物がその環境に適応して生き抜くためのいわば生存戦略だったのだと改めて気づくきっかけにもなりました。たとえば、極寒の針葉樹は寒さに耐え抜くためにαーピネンという精油成分を多く含みます。また、お馴染みのラベンダーは育つ環境によって精油成分が異なります。そのほか繁殖のために香りで昆虫をおびき寄せたり、逆に細菌から身を守るために抗菌力の強い成分を産生するなど、それらはまさに植物の生存戦略以外の何ものでもありません。

それらの成分が私たちの健康管理にも役立つという誠にありがたい存在なわけです。むしろ、必要と言ったほうがいいかもしれません。たとえば、前述のαーピネンは私たちにリフレッシュ効果をもたらし、ストレスを緩和してくれます。森林浴という言葉がありますが、研究結果からもストレスが軽減していることが立証されています。私たちはこれらの成分を作り出す機能を持っていないので、植物からいただくということになります。

そして、そんな植物のエッセンスが精油です。また、精油を採取する際に取れる副産物がハーブウォーターで、そこには、ごく微量の芳香成分含まれています。その精油(40種類)やハーブウォーターや植物油(各6種類)を日常に取り入れられるように学ぶのがナード・アドバイザーコースなのです。人体への薬理作用とともに学ぶことができます。私は、ただ精油の香りを嗅いで満足しているだけではもったいないとつくづく思うようになりました。

日本では「雑貨」扱いの精油が海外では医療用のものもある
 ご存じの方も多いと思いますが、なんと日本での精油の位置づけは「雑貨」です。精油は香りを楽しむものとして日本で定着したのも無理はありません。
しかしひとたび世界に目を向ければ、抗ガン作用ほか、健康や美容に関する精油成分の人体への影響について多くの研究論文が発表され、医療現場でも注目されるようになりました。
実際ヨーロッパでは、ラベンダー精油をベースにした抗うつ剤や、ペパーミント精油をベースにした過敏性腸症候群の薬が発売されています。後者は日本でも昨年発売が認められました。そもそも太古の昔より人々が薬草を医療に使用してきた歴史を振り返れば、その薬草から抽出、凝縮したエッセンスが精油なのですから、薬効成分がないわけがありません。

日本では「雑貨」の精油が、世界中で医薬品として研究が進んでいることにギャップを感じずにはいられませんでした。問題は精油の品質です。事実、合成香料入りのものを精油として販売している場合がしばしばあるように推測しています。ですが所詮日本では「雑貨」扱いですからそれが違法というわけではありません。
ただし、健康維持のために使用する場合の精油は安心安全でなければなりません。その点、NARDが扱うプラナロム社の精油は、芳香成分、残留濃度、屈折率、比重、旋光度がわかるロットごとの成分表が添付されています。海外の研究にもしばしば採用されています。
単に「いい香り~」と楽しむだけでなく、スキンケアや日常の健康管理に精油やハーブウォーターを取り入れてみたい、精油成分について詳しく学んでみたいと、もし思われたらこちらのコースを自信をもっておススメいたします。カラダの仕組みについても合わせて学べますので、ご自身やご家族の健康管理にも役立つ充実した内容になっています。

もちろん、症状によってはお医者さまにもお世話になったほうがいいこともあります。ですが、なんでもケミカルな薬の力に頼るのではなく、植物の自然の力を借りて、回復が早まるのならそれに越したことはありません。
恒常性(ホメオスタシス)という言葉をご存じでしょうか。私たちのカラダは「神経系」と「内分泌系」と「免疫系」の3つのシステムが環境に応じて互いに反応して健康を維持しており、その仕組みを「恒常性」といいます。それらの調和が崩れると体が不調をきたします。そんなときに穏やかにサポートして、回復を早めてくれるのが植物なのです。本当にありがたい存在なのです。

「美」と「健康」のための精油として使いこなすために

最後に少し私自身の話をさせていただきます。
私は約30年正社員として勤務した出版社(光文社)を早期退職して、フリーランスで働く傍らアロマテラピーに出会いました。もともと植物好きで、後半生は自宅で自然に親しむことを中心にサロンを開きたいと考えていました。亡き父が植物好きだったこと、また、私自身、和の文化が好きで茶道や華道を習っていたせいか四季折々の植物に触れることが好きで、そこから派生して精油やハーブにも関心をもつようになりました。

2022年に、NARD アロマ・インストラクターの資格試験に合格したばかりで経験は浅いですが、その後も本協会のアロマトレーナーの資格をお持ちの先生方にご指導いただいてブラッシュアップに努めています。(近年はハーブの世界にも魅力を感じ、和洋ハーブに関する各種協会の資格を取得したり、関連のセミナーや講座に通い詰めております)。

NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)認定校として開校させていただくにあたり、テキストでの学びだけでなく、それ以外にも庭の植物を活用して芳香蒸留水を作ったり、果実を摘んでいただいたり、植物の触れ合いを大切に、ワクワクしていただけるようなレッスンを心掛けてまいります。私がそうであったように植物を身近に感じることが、アロマテラピーを習得するための一番の近道だと考えています。

当校オリジナルのサブテキストもご用意いたします。そのほか、レッスン終了後のアドバイザーの資格試験も一度で高得点合格していただけるように練習問題をご用意するなど全力でサポートさせていただきます。

各章ごとに学べるクラフトづくりは、協会の規定により直接のレッスンが必要のため、オンラインをご希望の方でも、試験を含めて最低3度は当アトリエへお越しいただくことになると思いますのでその点をご承知おきください。クラフト作りは本コースの醍醐味ですので、楽しみにしていてください。オンラインをご希望の方は、香りを嗅いていただきながら受講できるようにあらかじめ香りのサンプルを送らせていただきます。

受講料は規定がないためピンからキリまでです。私は講師一年生なので、料金を調べた限りではありますが、初年度にかぎり最低価格で実施させていただきます(オンラインご希望の方の香りサンプルは別途追加料金をいただきます。あらかじめご了承ください)。そして「親切、丁寧、お値段以上(ニトリか?)」を目指します。

何気なくアロマテラピーを学び始めた私が、インストラクターの資格取得まで目指したのは、植物の底力に感動し、その素晴らしさを一人でも多くの方にお伝えしたいと思ったからです。その一方で、学びを重ねるごとに思ったこと、それは、どんなに優れた品質の精油を使ったとしても、精油は濃度が濃いので誤った使い方をすると諸刃の剣にもなる、健康や美容を目的に使用するなら正しい知識が必要だ、ということです(きっぱり!)。取り過ぎは禁物、と、このコラムを読んでくださった方のために敢えて申しておきます。前述しましたとおり、精油の輸入元のフランスでは医薬品なのですから。

アドバイザー・コースの詳細についてはコラムを別立ていたします(先行してインスタグラムにてご紹介させていただいております)。また、無料事前説明会をオンライン(zoom)にて開かせていただく予定です。お気軽にお問合せください。
説教臭いこと書き連ねましたが、植物の個々の香り成分の特性を知って、うまく使いこなして、香りのある暮らしを楽しみながら「美」と「健康」をキープしていただきたいのです。

将来、ここで学んだことを将来にどのように生かすかについても、ご相談に乗らせていただきます。植物がしっかりと成長するには土づくりが大切なのと同じように、アロマテラピーも基本が大事だとつくづく感じております。その土台作りを当アトリエで担わせていただけたら、私にとってこの上ない喜びです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
こんな私ですがどうぞよろしくお願い申し上げます。
実際のスタートは、テキストの取り寄せなど準備の都合がございますので、最速で6月スタートをイメージさせていただいております。講座料などを含めました詳細は、NARD JAPANのHPアップに合わせてご案内させていただきます。まずは無料のご相談を。「えい、や~」って飛び込んでください。(笑)どうぞよろしくお願いいたします。

  Atelier OWL(アトリエ アウル)主宰 吉田るみ

   一緒に楽しく学びましょう
2024/4/1