Medical Aroma Therapy &Botanical Life

A life with flower and aroma makes you feel relaxed..

レンチン30分 de「梅エキス」!

NHK「あさイチ」発 の超簡単レシピで「三毒を断つ!」

今年も梅の実が店頭に並び始めましたね。

古来からの言い伝え「梅は三毒を断つ!」「梅はその日の難逃れ」と、梅好きの親からよく言われました。
三毒とは、「血毒」「水毒」「食毒」のことを指します。
諸説あるようですが、血毒は血液の汚れ滞り、水毒は体内の水分の乱れ、
食毒は食あたりなどのことをいいます。

梅干しを見たり食べたりするとジワ~ッと出る唾液だけでもカラダにいいといいますよね。
その酸っぱさの元のクエン酸は疲労回復に期待できるといわれていますし、
梅は血液をサラサラにして冷えを改善してくれたり、腸の働きを助けてくれたり、抗菌作用があるなど期待できる効果効能がたくさんあります。

健康オタクの我が家では、50年以上(←たぶん)母が毎年梅干しを作り続けていましたが
(梅酒や梅ジュースは作ったり作らなかったり)
近年は世代交代(?)でそのノウハウを母から伝授してもらいながら
私が担当し始めました(梅干し作りはまた改めてアップさせていただきますね)。

前置きが長くなりましたが、そんなわけで「梅」さんには大変お世話になっているのですが、
昨年6月2日、NHK「あさイチ」でレンチン30分で作る「梅エキス」というコーナーがありました。
梅エキスをレンチンで、しかも30分で作れる、という発想は目からウロコでした。

実際に作ってみたら、
本当に簡単なうえに美味しくて、カラダにもいいの三拍子揃って
すっかりファンになり、今年も作りました。
やっぱりいいですね~♪
砂糖シロップとは違って、甘さを自分で調節できることもおススメの点です。
といっても、放送から1年が経過して、かなり自己流になっておりますので
その点をご了承ください。

写真は完熟しすぎて傷みかけておりますが
実は、庭で採った梅を梅干し用に完熟させたものの一部なんです。

スーパーなどで購入なさる場合は、
青梅でしたら、黄色くなるまで(追熟といいます)2~4日常温で置いてください。
真っ黄色のほうがエキスがよく出ると思います。

出来上がったエキスは、ハチミツ(砂糖でもOK)を加えて
お湯や炭酸水で希釈して梅ジュースにしたり、
牛乳に混ぜて飲むのがおススメです。

というわけで・・・いざ、作り方へ

【材料】
黄色い梅(追熟した梅):ざっくり10~20個程度
(100ml程度のエキスが取れる目安です)
レンチンするための耐熱容器
熱湯消毒した保存容器。カビの発生を防ぐために必ず熱湯消毒してください。
(ジャムの空き瓶などでOKです)

<独り言>
スーパーでは、だいたい1kg単位で売られていますよね。
ですので何回かに分けでレンチンするのが失敗がない作り方だと思います。
ただ、1kg全部この方法で作るのは多すぎのような気も致します。
(うちは梅干しと砂糖漬けにもしております)

【作り方】
① 梅をキレイに水洗いして、やさしく布巾やペーパーなので水気を取って
ヘタを爪楊枝で取り除きます。

(自己流 その1^^;
私は水洗いのあと、2時間ぐらい水に漬けてアク抜きをしています。というのも、
梅干し作りのとき、熟し具合によって2,3時間から一晩漬けてアク抜きしているもので。
ただ、黄色くなった梅はアクが抜けているとも言われていますし、
このコーナーの放映時もアク抜きはしていませんでした)

② 耐熱容器に①の梅を入れてしっかりラップをかけてレンチンします。
梅の大きさにもよりますが、だいたい7,8個ぐらい入る容器がおススメです。
私は画像のように、効率よく一度に2皿レンジに入れて作っています。

③ 600Wの電子レンジの場合、2分弱で様子を見てください。
この1回目が要(かなめ)で、一度エキスが出始めると、あとは
レンチンするたびによく出るようになります。

エキスが滲み出ていたら、ラップの端を少し外してエキスのみ保存容器に移してください。
その際、容器から梅がこぼれ落ちないように気を付けてくださいね。

また、容器が熱くなっていますので火傷しないようにくれぐれも注意してください。

 これを4,5回繰り返します。
ラップはそのままシッカリかけ直せばOKですが、
ラップがゆがんできたら新しいラップでかけなおしてください。

繰り返しになりますが、最初はエキスが少ししか取れないのですが
レンチンを重ねるうちに短時間でもエキスが滲み出るようになります。

レンチン時間は1回目より2回目、2回目より3回目と、時間を徐々に短めにしてください。
その際、放置せず、エキスがこぼれていないか、レンジ内の様子を覗いていてください。
最後は10秒~20秒程度で沸騰しています。

うっかり時間が長すぎると、容器からエキスが溢れ出てしまいますので
注意してくださいね(失敗経験より^^;)


だいたい4,5回で下の画像のように梅が柔らかくグニュグニュ(?)になってエキスが
取りづらくなりますので、そうしたら完了です。

画像の梅の量で約100mgのエキスが取れました。
確か、番組では抽出したエキスをクッキングペーパーで濾していましたが、
私は濾していません。

なぜなら、クッキングペーパーに貴重なエキスがしみ込んでしまってもったいないからです。
個人的には濾さなくても何の問題もありません。

梅エキスを出し終えた果肉は、
市販のゆかり(しそと塩のふりかけ)を混ぜてなんちゃって梅干しにしたり、
砂糖を加えて梅ジャムにすることをおススメしていましたが
私は、実+牛乳+はみみつでラッシーにして飲んでいます。



【飲み方】
私は、シンプルにハチミツ(砂糖でもOK)を加えてお湯で希釈してジュースにする、または、
牛乳に果肉(エキスを出し終えた搾りかす)とはちみつを混ぜて、
梅ラッシー(牛乳+はちみつ)にして飲んでいます。
飲むヨーグルトのようにトロトロになってオイシイですよ。
病みつきです。

希釈やハチミツ(または、砂糖)の量はお好みですが、
エキスとハチミツをスプーン1杯対して、
コップ一杯(150ccくらい??)の希釈を基本に調節してください。

ジュースは、はちみつが溶けづらいので先に梅エキスをお湯で溶かしてから氷を浮かべて
冷たくして飲んでいます。
溶かすのが面倒な方は、アイスティー用の液体シロップでもいいと思います。

ほろ酸っぱさで気分がスッキリします^^v

梅で元気な体つくりをしましょう!

<参考>
NHK「あさイチ」2020年6月2日放送 梅ジュースの作り方 

南高梅が色づきました
今年は梅の当たり年だそうで、我が家でも数年前に植えた梅から1.5キロ取れました。
出来上がり^^
大の梅14個で約100mgのエキスが取れました。保存は冷蔵庫で3W~
1か月程度(保存容器の熱湯消毒をしっかりした場合)。ドリンクがおススメです。
キレイに洗ってヘタを取ってレンチン。
ヘタの取り忘れを発見!^^;
火傷に注意してね。
容器がかなり熱くなっていますのでくれぐれも火傷に注意! レンチン時間は重ねるごとに短くしないと大切なエキスが溢れてしまいます。
完成!
果肉はドロドロです。ジャムにするといいみたい。私は梅ジャムにしても食べなさそうなので^^;果肉も種を取って梅ラッシーにして飲んでいます。
2021/6/16