Atelier OWLの由来と行動指針
about the origin and a guiding principle for operationsAtelier OWL(アトリエ アウル)の由来と行動指針について、少し触れさせていただきます。
OWLは、言わずもがな、英語で「フクロウ」のことです。
なぜフクロウにしたかといいますと、単にフクロウ好きだからです(笑)
遡ること学生時代、静岡県富士宮市に富士花鳥園という施設に家族旅行したことがありまして、そこで出会ったフクロウたちのあまりにも愛らしい姿に心を奪われてしまったのがそもそものきっかけです。当時、真剣に飼いたいと思ったほどですが、フクロウは猛禽類で餌がひよこやネズミと聞いて諦めました。以来、置物のコレクションが始まりました。また、それがフクロウについて調べるきっかけになり、知れば知るほどフクロウの魅力に引き込まれていったわけです。
日本では、「不苦労」で苦労知らずといったり、ほかにも「福来」「福老」、首がくるりんと回ることから「首が回る(借金で首が回らないことがない)=お金に困らない=金運に恵まれる」とか、夜行性で視野が広い(人間の数倍の視力があるといわれています)ことから「見通しがいい、幸運をチャンスをつかめる」といって縁起のいい鳥として親しまれてきました。さらに、アイヌではフクロウを特別に崇めてきた歴史があるそうです。
このように日本だけでもたくさんの伝承がありますが、世界でも森の賢者として数々の伝承があることを知り、益々好きになっていったというわけです。
たとえば、ギリシャ神話に登場する女神「アテナ」に寄り添う聖なる鳥としてアテナ神を支えていたのがフクロウです。アテナは戦いの神とも知恵の神ともされていることから、その使いとして働いたフクロウも同様に崇められ、頭がよくなるとか、勝負事に強くなるといわれてきました。
さらに、ローマ神話で登場する医学の女神「ミネルヴァ」にお供をしていた鳥がまたまたフクロウだったことから、人々は長寿や健康にもあやかってきました。
フクロウの伝承は尽きることがありませんが、何しろこんなに世界中で崇められる鳥がほかにいるでしょうか?? フクロウさん、凄すぎます。。
というわけで少しでも「フクロウ」さんの知恵と縁起に私もあやかりたいと思って教室の名前にしたことをご納得いただけたのではないかと思います。
そして、以下、「Atelier OWL」が掲げる6つ行動指針をたてました。
1)「愛」・・・この世の中、やっぱり「愛」です。何か行動を起こすとき「そこに愛はある?」と自分に問うようにしています。
2)「ありがとう」・・・私は「ありがとう」という言葉が好きです。言うのも、言われるのも好きです。とても心地よい気持ちにさせてもらえる不思議な言葉です。実は「ありがとう」は「仏教用語」でもあります。あることが稀、滅多にない。日常、当たり前と思っていることも実は有難い、稀なこと。感謝することが大切だといういみだそうです。
当教室(サロン)にいらしてくださった方に感謝の気持ちをいつももっていたいと思います。
出典「人の生を享くるは難く やがて死すべきもの 今いのちあるは 有り難し」法句経(ほっくきょう)より
3)「恵」・・・知恵、恩恵、恵方、恵みのつく熟語はいろいろありますが、ここでは自然=植物の恵みを挙げたいと思います。私の教室(サロン)は植物の恵みをいただいて初めて成り立ちます。「四季の恵み」「自然の恵み」に感謝しながら運営していきます。
4)「縁」・・・「縁」って、思わぬところで時々つながることがありませんか。つい先日もアロマを通じて、思いがけずご縁がつながって嬉しくなる出来事がありました。また、何十年もご無沙汰していた友人に街中で偶然再会して縁が戻ったりしたこともありました。そういうとき嬉しいですよね。これから出会う皆さまとのご縁も大切にしたいな、と思っています。
5)「健康」・・・何をするにも健康が基本です。人生100年時代、なんて言われるようになりました。アロマの学びのなかで「ホメオスタシス」という言葉にであいました。古代ギリシャ語「homeo=同じ」+「stasis=状態」の造語で、日本語では恒常性と訳します。恒常性=「内部環境を一定に保とうとする性質」のことで、私たちのカラダは、周りの環境が変化しても、体内の環境を一定に保とうとする素晴らしい構造をもっています。この恒常性を維持するために「自律神経」「内分泌」「免疫」、この3つの機能が互いにバランスを取って健康を維持しています。ところが、過度なストレスなどが重なるとバランスが崩れて不調をきたす、なんていうことが起こってしまいます。ですが、ヒトは合わせて自然治癒力ももっています。私たちがその力で回復しようするとき、そっと力を貸してくれるのが植物なのかな、と実際に感じるようになりました。そんな気づきをお伝えできる機会になればと思っています。
6)「ワクワク」・・・ワクワクするって、とても大切なことだと思っています。年齢なんて関係ないですよね。私はいま、教室の準備のことを考えると「ワクワク」してきます。これからの新しい出会いに、そして、植物に興味を持ってくださる方にお会いできることが待ち遠しいです。私だけでなく、お教室にいらしてくださった皆様が、植物の魅力に出会って「ワクワク」していただけるような教室づくりを目指します。
長くなってしまいましたが、以上でございます。
長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
私の”Atelier OWL"に懸ける思いが皆様に伝わりましたら嬉しいかぎりです。
こんなわたくしですが、どうぞよろしくお願いいたします。









