アトリエ　　アウル

クレイは大地の粘土層から採取したいわゆる「粘土」のことで、天然のミネラル成分が豊富に含まれ、記録は古代エジプト、古代ローマ時代に遡ります。
粒子がとても細かく、皮脂や老廃物を吸着して取り除いてくれる作用があり、美容や炎症を抑えるなど、さまざまな場面で使われています。
本コースでは、季節ごとの最初に必ず紹介させていただいているので、またクレイ？と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それほど健やかなお肌づくりに欠かせぬ一品として私は受け止めております。
今回は、日ごろ植物療法の講座でお世話になっているグリーンフラスコさんのフランス産のホワイトクレイを採用させていただきました。白色の滑らかなテクスチャーなので気に入っていただけると思います。
キメが整い、肌がスッキリしたことを実感していただけると思います。クレイパックはターンオーバーを促進するために欠かせないアイテムです。

近年話題のハーブウォーター（芳香蒸留水）。今回は庭のローズゼラニウムで芳香蒸留水を抽出するところをご覧いただきたいと思います。
近年人気なので、各地の蒸留会のイベントに参加なさった方もいらっしゃるかもしれません。抽出した蒸留液には、わずかな精油成分と精油には含まれない水溶性の植物独自の水溶性成がを含まれています。その芳香蒸留水の香りを楽しんだり、健康管理やスキンケアなど幅広く利用できます。ハーブウォーターの歴史は古く、原始的な蒸留は紀元前まで遡れます。本格的には10世紀、ペルシャ人医師アビケンナがバラを薬用に利用するために開発したといわれています。
ゼラニウムは伝承的に優れた治癒力を持つハーブで、抗炎症や鎮静のほか、全タイプの肌対策に期待できるありがたいハーブです。しばしば本ミニ講座でもゼラニウム精油をお使いいただいていますが、ハーブウォーターも今回のテーマにおススメなんです。お楽しみに。

キャリアオイルといっても使い方はさまざまです。そこで３回にわたって、使いこなし方をご紹介させていただきたいと思います。
秋編vol.1ではブーストとしての使い方をご紹介させていただこうと思いいます。そもそも、ブーストってご存じですか？
ブースターとは、スキンケアの最初のステップで使うアイテムです。洗顔後、化粧水や美容液を使う前に肌に塗布することで、その後のスキンケア効果を高める役割があります。ブースターを使うことで、肌がしっかりと潤い、後に使うアイテムの成分が浸透しやすくなる、というわけなんです。
そのブースターにイチ押しのローズヒップ油とともに、ブレンドしていただこうと思います。シワを予防しハリのある皮ふ再生に大変有効といわれているローズヒップ油はビタミンCも豊富に含んでいることでも知られ、女性の強い味方です。贅沢なブースターをおつくりいただきます。

画像はフクロウの型で作ったグリセリンソープです。
グリセリンソープは、保湿成分のグリセリンを多く含んだ透明な石けんです。肌に優しく、保湿効果が高いのが特徴です。肌の乾燥を防ぎ、洗い上がりもしっとりとした感触を保つことができます。
合成界面活性剤や防腐剤を含まないので、敏感肌の方やお子さまにも安心してお使いいただける石けんです。おススメの精油とお好みでクレイを加えてお作りいただきます。

９月はブースターとしてのキャリアオイルをご紹介させていただきました。今月はお顔の皮膚のお悩みに対して、カスタマイズしていただきます。シミ、シワ、たるみ、にきび、肌荒れ、乾燥etc　あなたのスキンケアの目的に合わせた精油をキャリアオイルに加えてお作りいただきます。精油の香りを楽しみながらのスキンケアはとても心地よく、精神的にも穏やかにしてくれる作用が期待できます。合わせてネイルケア用としてもお作りいただきます。お楽しみに。（画像はイメージです）

この画像は8月に植物療法の学校トトラボさんのレッスンでパウダー剤について学んだ時に、アイスクリームにかけて撮影ときのものです。美味しかったですよ（詳細はインスタをご参照ください）。
パウダー剤は、乾燥ハーブを粉末にして接取する方法で、カプセルに詰めて飲むのが定番ですが、目的に合わせて取り入れ方はいろいろあります。今回はテーマの美肌に則したハーブを用いて、パウダー剤をお作りいただきます。何で作るかは当日のお楽しみです。